金沢単身赴任から帰った中年リーマンのしょーもない日記


by ds-kyo-saku-dai

2010年 12月 31日 ( 1 )

吹雪にも負けず

「大晦日は全国的に大荒れの天気」

そうは分っていても今年最後の日に子供たちと山に登ってみたい。
できれば当初の予定通り、奈良県高見山(1248m)がええな・・・・。
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しかし、タイヤはノーマルタイヤ。
大晦日に山道で立ち往生するわけにはいかない。
で、調べてみると近鉄榛原駅から高見山登山口までバスが出てるやん。

ただ、このバスが日に3本しかない。
しかも復路(高見山登山口から榛原駅)が14時半と17時過ぎの2本のみ。
この季節の17時過ぎは真っ暗だし、家に帰ったら21時を過ぎるだろう。
子連れの山登りは何が起こるか分らない。
バスの時間が決まっているのは実に不安だ。

さらに今日は嫁さんが風邪気味なので親子3人。
さぁ・・・どうしよう???

とりあえず朝7時半に家を出発。
寝ている子供らを、毛布でくるんで車に放り込む。^-^
枚方はうっすら太陽が顔を見せているが恐ろしく寒い。

2時間弱で榛原駅に到着。
しかしこの時点で猛吹雪。
ノーマルタイヤの車で山道まで行くのは自殺行為だ。
諦めて高見山よりは奈良市街へ近い高取山へ照準を変える。

高取山は奈良県飛鳥村付近にある標高584mの山。
高取城跡の紅葉などで有名な名所である。
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(雪は相変わらず降り続けてるけど、この調子ならそれほど積もらないだろう。)
それが過酷な山登りのスタートだった。

始めは雪にはしゃいでいた子供たち。
しかしダイボンが10分と経たないうちに
「もう帰ろう」
という後ろ向きな提案。

まぁ、それも分る。
子供たちにとって雪は積もった後に遊ぶものであって、
歩きながら顔にバチバチと当たってくるものではない。

「山に入ったら木があるからマシになるよ、頑張ろう」
高取山登山口までは民家の横を2キロ以上登っていく。
吹雪が容赦なく吹き付けて、子供達のニット帽がすぐに真っ白になる。

ようやく山に入る。
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木の枝が遮るため、雪の降りは若干マシになる。


この先路面が凍結したとしても、3名分の軽アイゼンを準備してきたので問題なし。
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しかし雪の勢いが半端じゃない。
あっという間に道がこんな感じになってきた。
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もともと整地されておらず、岩がゴロゴロしている道なので、雪で岩が分らず歩きにくい。

序盤でパパの忠告を聞かずに毛糸の手袋で雪玉を作って遊んでいた子供達の手が悲鳴を挙げだす。
子供たちにとっては初めての「手が切れそうな冷たさ」
パパは冬のカヤックで随分馴れっこだが、やはり辛そうだ。
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休憩する場所がほとんどない。
しかも極寒なので、留まっていられる時間は10分以内。
こんな状況とは関係なく、高取山の登りは急勾配だ。

いつになく過酷な状況にもめげず、子供たちは登って行く。
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道幅が雪で更に狭まり、パパと手をつないであるけないダイボンが、岩でバランスを崩して地面に手を着いてしまう。これがかなり辛そうだった。

サクラが珍しく、「もう今日はシールいらんから帰ろう」と言い出す。
でもダイボンはシールが欲しいらしく、姉ちゃんを説得する。
騙し騙し登るのも限界が近付いてきた。
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雪は更に積もる。
子供達の手が異様に冷たい。
それでも頑張れ。
あと2キロ弱。
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ココからが更に急な勾配の連続。
しかも道幅が狭く、3人が縦列で進むので自分だけの力で登りきるしかない。

出発してから3時間半。
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ようやく頂上へ着いた。
本当に今日の子供たちはよく頑張った。
文句を言いながらも最後まで登り切った。
ちょっと可愛そうなくらい辛い環境だった。

頂上で達成感に浸る暇はない。
立ったままオニギリを頬張り、10分後には下山開始。
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下山も大変だ。
足場が最低なので、少し気を許すとコケてしまう。
ダイスケが何度もコケるのは可愛そうだった。

手がもう限界の様子。
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足はこんな状況だけど、ゴアテックスの威力発揮。
汗で蒸れたり冷えたりしないので足は全く問題なし。
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雪が積もる山道がこれほどまでに歩きにくいとは・・・・
高見山に行ってたら間違いなく痛い目に会ってただろう。
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出発から5時間でようやく車に到着。
休憩回数は間違いなく過去最低回数だったため、相当子供たちはキツかったみたい。

「もう雪嫌いになった・・・」(さくら談)
「ぜんぜんおもしろくなかった」(だいすけ談)
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そんなことを言いながらも、山では結構楽しそうな2人でしたが・・・・・。


なんせ大晦日の登山は過酷を極めたのでありました。
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帰りに3人で温泉に浸かり、冷え切った手を温めました。
ちょっと今日はヤリスギ・・・・・これじゃ外遊びが嫌いになるな~ ^-^:

今年最後の日はとても思い出に残る辛く楽しい日でした。
by ds-kyo-saku-dai | 2010-12-31 21:10 | ◇子供と歩く | Comments(2)