2010年 09月 16日
夜回り先生
テレビでも御馴染みのこの先生は、少年少女の非行や薬物依存症問題に尽力し、5000人超の青少年と向き合っている。これまで受けたメールは61万件、相談された若者は26万人にも及ぶ。
100分の講演時間はそれこそ「あっ」と言う間に終了。
本当によい講演を聞かせてもらうことができた。
子供との接し方から、薬物の恐ろしさまで、本当にためになる講演だった。
印象に残った言葉は以下のとおりである。
「子供の自己肯定感を大切に、1日30個は子供のことを褒めてあげてほしい。」
子供は否定されることで生きる力を失っていく・・・・。
不況社会のイライラを子供に向けていないか?家庭で親がイライラとした態度を取っていないか?
「不登校や薬物に染まってしまう子供には見事なまでに共通点がある。それは親が常に喧嘩していた姿を見ていたということだ。」
親の喧嘩は絶対に子供の前で見せてはいけない。
世界で一番愛すべき両親が互いに罵り合っている姿を見ることほど子供にとって辛いことは無い。
「ゆとり教育が失敗したんじゃない。ゆとり教育で生まれた時間をケータイとインターネットとゲーム機に奪われただけだ。」
今の子供にケータイとインターネットとゲーム機を与えていなければ、今起こっている不登校や薬物使用などの半分以上を防げた。
3歳の子供に包丁を持たせますか?それくらい子供に携帯電話を持たせることは危険なのです。ケータイはただの電話じゃない、情報端末なんです。世界中の悪と繋がっている・・・・。
「全国の女子高生の8人に1人がリストカットしている。」
リストカットは素人が止めてはいけない。切っている事実を止めるのではなく、切っている原因を専門家の力で解いていくことが大切。子供たちは自分を確かめるために切っている。切ることを止めたら、爆発するしかない。
「子供の背中を見てあげて欲しい。元気な子供は肩に力がある。踊るように歩いている。」
しょんぼりと歩いている子供は必ず何かに悩んでいる。
「休みの日にはショッピングモールに行ったり、映画を観たりする家族をインドア派とし、休みの日に山や川など自然と触れ合う場所に出かける家族をアウトドア派とすれば、リストカットや不登校など、問題を抱える子供は圧倒的にインドア派の家族に多い。」
これは嬉しい情報。
この点について、うちは今のところ大丈夫です。 ^-^
とにかくええ話でした。
こういう実体験で凄まじい体験をされている人の話を生で聞けるのは貴重な時間だと思う。
とりあえず明日から嫁さんと2人でサクラとダイボンを褒めちぎっていく予定です。 ^-^