ムササビホール復活作戦

5泊6日のキャンプから帰って、中1日で再度キャンプです。
車の中の荷物は積んだままで、また南へ。
嫁さん、よく頑張りました!! ^-^ ヨーヤッタ!

カヤックとキャンプが融合できる和歌山県北山村へ。
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枚方から4時間。
山道を抜け、ようやく到着です。
何度訪れてもココはエエとこですが遠いですね。

この9月の3連休
JFKA(日本フリースタイルカヤック協会)と北山村商工会の皆さんとを仲介する形で関西実行委員会として話を進めてきたJFKAフリースタイルカヤックサーキット関西大会。

これが不幸にも大会開催予定だったムササビホールが先日の台風6号で壊滅的打撃(小森ダム放水量4400トン)を受け、観るも無残な状況になってしまったため、『8/21の朝6時にムササビホール前集合』というトンでもない集合案内をネット上で回して、みんなの「手」で治そう!というのが今回の狙い。

朝6時にムササビホールってのは無理があるので、もちろん前泊です。
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マムシに注意しようがないけど、出会ったら逃げるべし!?
ちょうど村内放送で、前日に熊が出たという情報も流れ、山奥の凄さを実感です。^-^
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設営を終えたら14時過ぎ。
漕ぐにも時間がないので、地元のプールを使わせてもらいました。
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ダイボンくん、君がスイミングの試験に落ち続けている理由がよ~く分りました。^-^
ライフジャケットがなかったら、銚子川1日目で命を落としていたでしょう。
全く泳げてないやんか~

夕方。
商工会の皆さんと、筏師代表者の方とのミーティング。
折りしも天竜川での痛ましい事故があったばかりで、カヤッカーが川を触ることにはナイーブになられていたのですが、カヤッカーの熱意と商工会の方々の後押しもあり、『筏下りの安全を第一に慎重に石を動かす』ということを条件に英断頂きました。これで明日の朝に集まってくれるであろう?名のカヤッカーと力をあわせることができます。

夜は世界のカズヤくんも加わっての宴会。
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ワイワイと賑やかでしたね。

翌朝は5時起きでムササビへ。
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これが今年5月の映像。

で、今日のムササビがこれ。
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大量の砂利が川幅を狭め、全体的にかなり浅くなっています。
これ・・・・・・正直言って治せるとは思えん。ってのが第一印象。

しかし、しかし、しかし。
皆さん集まってくれました、総勢30名弱。
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千里の道も一歩から。
ひとつひとつ石を取り除いていきます。
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予想よりも放水量が多く、水圧に耐えながらの石拾いは想像以上に応えます。
体が冷える、腰が冷える、足と腕がみるみる疲れていくのが分る。
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カズヤくんの指示に従い、ダム放水量が通常水量になった際にちゃんとホールになるように、石を積んだり掘ったりの繰り返しです。
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これは相当キツイですね。

水量が徐々に増えていく中、ホールの中心部分の岩を取り除く作業が難航を極めます。
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前列が人柱となって水を堰き止めて、その下の人が石を拾って投げる。
人柱は全員肩を組み、押し合って、支えあって耐える。
江戸時代の治水事業ってこんなんだったんでしょうね。
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足がプルプル振るえながら水圧に耐え、流れる仲間を助け、延々と4時間以上作業は続きました。
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皆さん、本当にお疲れ様でした。
遠くは関東の方からも来て頂いた方もいて、カヤッカーのつながりを感じたDSです。
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心配していた筏のほうは問題なく下れました。
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そしてムササビホールは・・・・・・????

完全とは言えずとも、一応は復活してました!!
世界のカズヤくんの見立ては間違ってなかった、さすがです。
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以前に比べてエントリーがかなり厳しい状況で、左岸側の巻きが弱くてフラッシュしやすいですね。
ただ、以前よりも落差があるウェービーなホールになっており、ブラントやバックスタブなど、ウェーブ系に強い人には嬉しいかもしれません。
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ルカくんのようにね。 ^-^
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ただ、かなり忙しいウェーブホールです。
僕は運動不足でとても付いて行けませんでしたわ。
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しかし、今回集まって頂いたカヤッカーの皆さんのおかげで、見事9月の大会が開催の運びとなったことは嬉しいことです。

以下、チッチ氏からのコメントを転機しておきますね。
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筏運行のからみもあって、2日間に分けて大会があるのですが、放流時間と筏ラフトも考慮し従来の大会と違って、人数制限を設けるはずです。

それが、先着何名様までとなるか未定ですが、もし大会エントリーの予定の方は、JFKAのHPをこまめにチェックしてた方が良いと思います。

通常1ヶ月前にエントリー募集です。
今回のホール改修工事に方向によっては中止の可能性も高かったので、遅れてた次第です。

モチのロンですが、ホール改修に起こし頂いてない方でも先着順エントリーなら早いもの勝ちで出場OKです!それも勝負のウチだと思います。

なんとか初心者クラスの方もエントリーできるような瀬に出来たらと考えておりますので。ふるって御参加のほど
御願い申し上げます。

ちなみに、道の駅おくとろの真ん中の芝生貸しきって格安のキャンプも出来ます。さらに、開会式閉会式は、道の駅おくとろのど真ん中の舞台を使用してやります。

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皆さん、記念受験でもいいので参加してみましょう。
せっかくあれだけ苦労して直したので、全員参加してもらいたい気分です。
Commented by いばさく at 2011-08-23 13:11 x
はじめまして。
以前からこちらのブログを愛読させていただいております、
関東カヤッカーのいばさくと申します。

今回のムササビホール改修工事ではDSさんやチッチさん他関西カヤッカー有志のみなさんの尽力および心意気に頭が下がる思いです。
本当に、本当にお疲れ様でした!

今回はお手伝いに行けなくて申し訳ありませんが、来月の関西大会にはぜひお邪魔させていただきたいと考えております。
その節はどうぞよろしくお願いいたします。

Commented by DS at 2011-08-24 01:08 x
いばさくさん、書きこみありがとうございます。

想像以上にハードな作業で、エジプトのピラミッドを作った人の苦労が少し分ったような気がしました。 ^-^

来月はお目にかかれることを楽しみにしております!
私も玉砕覚悟でエントリーしてみます。
by ds-kyo-saku-dai | 2011-08-23 03:18 |  ・おくとろ公園キャンプ場 | Comments(2)