2010年 01月 24日
マカオ紀行② 格差社会
そんな言葉をよく聞く。
働いても働いても生活が楽にならない。
ワーキングプアなんて言葉もニュースでよく出てくる。
まぁ、昨年の香港でも感じたことだけど、今回のマカオでも感じた。
「強烈な格差社会の中で、カジノが異彩を放っている」
従来、マカオのカジノ市場はスタンレー・ホー氏が独占していたが、2001年にラスベガス・サンズ社とウィン・リゾート社に対してマカオ政府からカジノ経営権を付与、そして2004年にはラスベガス・サンズ社が、マカオ初の本格的ラスベガス式カジノ「サンズ(金沙)・マカオ」をオープン。
ついで2006年に第一期投資額12億ドルの「ウィン(永利)・マカオ」がオープンし、2007年にはラスベガス・サンズ社による総工費24億ドルという巨大カジノ、ベネチアン・マカオ・リゾートがオープンするというド派手っぷり。
カジノはもうこれでもかってくらい儲かってる。
なので建物やらその他装飾がド派手。
成金丸出しの趣味の悪さが光る建物だらけ。
中身もキンキラキンで趣味悪い。
何度見てもこのグランドリスボアのド派手さは圧巻。
しかしその裏にある普通の人達の暮らしぶりは実に質素だ。
築何年!?って言いたくなるくらいに老朽化した建物。
何?この配線・・・??
入居者が変わるたびにテレビの線を付け足しているらしい。
前の線を撤去して、綺麗に配線しなおす気が全くないのでこんな感じに・・・。
きったねー配線、日本では考えられないズサンさ。
そんな古い建物の間からニョキッと聳え立つグランドリスボア
金の使い方間違ってるで~、マカオ。
ベネチアン・マカオ・リゾート
凄まじいデカさの、カジノとショッピングモールが合体した化け物のような建物。
中がいきなりキンキラキン。
趣味わるぅ~
全然共感できへんわ~これ。
建物の中をゴンドラが・・・・・
趣味わるぅ~・・・・・なんだかなぁ、これ。
外では「お金持ち」が結婚式後の撮影中。
道行く人達に「早くどけっ!写真撮ってんだからよぉ!」って感じで人を追い払っていた。
これもなんだかなぁ~~
金がある人が偉い。
そんな風潮が凄まじく国の中に浸透している。
人に対する優しさ、思いやり、気遣い、そんなものが一切欠けてる国だろう。
すべては金、金、金、寝ても冷めても金金金・・・・・。
お金がすべてじゃないでしょう??世の中。
でも、マカオではお金がすべてなのでした。